〇所長所感 H22.2.10〇
年明け早々から大企業や強者政権党の不祥事が報道され、成功したゆえの『驕り』があるのではないかと思い、自戒していかなければならないと思います。
「日本航空」倒産、新生日航に期待
世界のトヨタ、大規模リコールに後手後手の対応、信頼が揺らぐ
アクセルペダルに不具合があるとして230万台をリコール(回収無償修理)すると米国トヨタが発表。昨年実施した426万台に続く大規模リコールは、米国でも異例で品質への信頼が大きく揺らいでいます。日本でもハイブリッド車「プリウス」でブレーキの不具合が発覚し、当初「フィーリング」(運転感覚)の問題ということで片付けようとしました。社長の顔が見えないという声に押され社長の謝罪会見も行われ、国内で販売した20万台、海外と合わせて43万台のリコールに追い込まれました。平成20年には販売台数で世界一になり、プリウスは世界最高水準の低燃費で環境対応車として高く評価されていただけに、この不手際にトヨタの慢心経営、成功による『驕り』を感じます。
東海道新幹線の架線事故、お粗末な原因に唖然
東海道新幹線で架線が切れ停電し東京-新大阪の全区間で運転を見合わせ、3時間20分の間、上下線計56本が運休し14万9千人が影響を受け、3,100人が車内に閉じ込められました。東京駅では乗り継できず休憩用車輌で夜を明かす人もいました。ところがこの事故の原因がパンタグラフのボルト4個の付け忘れということが判明し呆れかえりました。JR東海では新幹線の安全性・正確性を基に高速鉄道の輸出を目論んだり、リニア中央新幹線は山梨県内の実験線を先行開業する計画など、その高い技術力が広く評価されてきただけに、お粗末な原因に唖然とし『驕り』を感じます。
横綱朝青龍が初場所で優勝した後、突然引退をしました。場所中に明け方未明まで飲み続け泥酔して知人に暴行した問題の責任を取りました。夏巡業を欠場しながらサッカーに興じていて出場停止を受けたり、何度も厳重注意処分を受けたりと、朝青龍には常に横綱としての品格が問題視されてきました。相撲ではスピードと気迫あふれる取り口で歴代3位の優勝を誇っていましたが、この強さゆえの『驕り』にとうとう鉄槌が打たれました。強くて人気もあることから親方を始め相撲協会もこの異端児の坊弱無人ぶりを許し、技だけでなく人の道や礼を教えなかったことが残念でならず、人育ての難しさを感じます。
政治とカネに政権党の慢心、野党時代の初心に戻った対応を
2010.02.10



